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匿名ニートさんのブログ

不器用ながら器用に生きる

暗いところで待ち合わせ (乙一)

読んだ本

 

 

ちわっす。

 

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この本と出会ったのは中学生の頃。

 

 元々乙一という作者の書く物語が好きで好きで好きで。

 中学生の頃朝に10分読書する時間あったでしょ?あれ?無かったっけ?

 

 少なからず私の居た中学校にはあったんだけど、

 よく読んでた。特にこの本は高校生になっても読んでた。

 

社会人になってもふと目に止まると読んでた。

 

 そしてつい最近また読み返した。

 

せっかくブログを始めたんだから、

この本についての感想文を書こうと思う。

 

きっと同じ本を同じ人が読んでも、 読むタイミングで本の感想は変わってくると思うの。

 

学生時代の、「何度も読まないと書けない感想文」みたいな感動的な感想文は書けないから期待しないでね。よろ。

 

 

あらすじ

 

殺人容疑者の男×視覚障害をもつ女×同棲

過去のツイートにも晒したんだけど、ざっくり言うとこんな感じよ。

 

主人公は男と女の二人。

二人の訳ありの若い根暗が、

 

男からしたら人生の暗闇の中

女からしたら視覚障害という暗闇の中

 

ニュースキャスターもニュースで男の名を読み上げるくらい、

男は殺人容疑で警察に捜査される。

 

男は視覚障害者である女の家に逃げ込んで

 

ある日突然、サイレント同棲が始まるという話。

 

ちなみに女は2度は男に命を救われる。

 

 

では、Amazon貼って感想文書きます。

これ以上ネタバレしては嫌よ!という方は静かに画面を閉じてください。

 

暗いところで待ち合わせ

暗いところで待ち合わせ

 

 

 

感想

 

まずね、

こんなに素敵な恋愛小説ってないよ。

主人公二人とも根暗なんだけど、

最後には明るい方向へ二人で歩んでいくの。

 

読んで心がほっこりすること間違い無しだよ。

最後のどんでん返しも良い。

何度も読んでいるけど、オチは読むたび驚く。

 

自分が女だったら、こんなに冷静に対処できないんではないかなと思う。

この男に対してというのもあるけれど、

それよりなにより視覚を失うという事に対してね。

 

主人公の女は、交通事故で視覚を失うんだ。

それまで見えていたものが、

事故を境に、少しずつ見えなくなっていく。

見えるのは太陽の光や、フラッシュなどの強い光だけ。

 

でもってこの女、男に2度命を救われるんだけど、

最終的に男の人生を救うのよね。

 

視覚がないのに。

目に見えるもので救うのよ。

そして女の友人のカズエの活躍っぷりよ。

 

殺人容疑者の男×視覚障害をもつ女×同棲

こんな平和などありえない設定の中で、

関係を積み重ねていくのよ……。

 

不安も、信頼も、安心も、感情も、少しずつ

乙一ならではのさじ加減で

絶妙な分量で混じり合って、溶けていく。

あぁ、思い出すだけで幸せになれるね。

本の大半で現実の2週間?3週間?くらい過ごすっけ?

今回読んで意外と時系列短いんだよね。

さすがよ。こりゃ映画にもしたくなるわな。

 

 

私は頭に土鍋が落ちそうになって咄嗟に動いた男もさすがだなと思うし、

シチューを二人分作ってテーブルで男がいるのかわからない中待つ女もさすがだなと思うし、

 

私の中で最高の恋愛小説って言ったらこれよ。

 

 

また恋に焦がれたら読もう。